C01 NIARの軽キャンのご紹介(ナッツ・スピナ)|NIAR


 

 

 

 

人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである

 

 

 

 

 

ゲーテが語ったとされるこの言葉は、「旅をするのは旅をするためである」と何やらトンチにも聞こえてきそうだが、おっさんにも関わらず、若輩者の大阪小林。
自身の人生体験を鑑みれば、恐れ多くも少しは理解することができる。
 

 


 

 

早いもので14年前にもなる。
大阪小林は、文字通り大阪で旅行会社の添乗員の仕事をしていた。当時24歳。
今現在、web制作者として、フリーランスで、しかも夫婦でその日暮らしをすることになろうとは、とてもとても想像もできない頃だった。
添乗員になった理由は「世界を股にかける仕事」をしたいという思いから。
「添乗員なら、まさに海外股にかけれるやん」という安直で浅はかな思いつきからである。

 

 

・・・。
 

 

行ってみたいところ、見てみたいものはたくさんあった、「イタリア」「ミヨー橋」「レッドウッド国立公園」「青蔵鉄道」「ウユニ湖」・・・。
数えたらキリがないが、まぁ添乗員になっていけたらラッキーぐらいに思っていた。
少なくとも、私が入った会社ではいきなり海外旅行になどアサインされなかった。
まず数年は国内で添乗業務のいろはを学び、その後、海外旅行の添乗員の試験に合格したものが、ようやく海外添乗員としての任務を授かることができるのだ。
そのため私は、来る日も来る日も、国内の添乗業務をこなしていた。
 

 


ミヨー橋

 

 

そうして、1年少し経った頃だろうか。

 

 

 

日本国内にも素晴らしい場所がたくさんあることを知り、気づけば日本史が好きになり、温泉好きになり、雲海が好きになっていた。
「日光東照宮」「仙巌園」「高野山」「松陰神社」「中尊寺」「お遍路」「草津温泉」「乗鞍スカイライン」「阿蘇山」・・・。
いずれも日本各地の観光名所だが、いざその場所に行って実際にこの目で見てみると、「想像していた以上に感動する」ということがよくあった。
特に興味があったわけでもなかった。
特に詳しく知っているわけでもなかった。
なぜ、こんなに美しいのか。どうしてこんなに大きいのか。何がそうさせたのか。
疑問が湧いてくると、もっと知りたいことが増えた。
知りたいことを知ると、もっと見たい景色や行きたいところが増えた。

 

 
草津温泉

 

 
そんな風に知的好奇心が乾いては満たされを繰り返す日々が続く。
 

 

そこからまた少し経った頃。
さらに興味深いことに気付いた。
・・・・・・人である。
 

 

空気を吸うように当たり前のことを言うと、日本各地には色んな人がいた。
方言が違うのはもちろん、優しい人がたくさんいることを知った(もちろん大阪にもたくさんいらっしゃる)。
日本という世界の広さを知った。
旅先で出会う全く知らない人に優しくされると「想像していた以上に感動する」ことがよくあった。
久しぶりに訪れた添乗先で、久しぶりに人と再会すると「想像していた以上に感動する」ことがよくあった。
複数の添乗員で同じ添乗先に行った時、いつもの同僚の背景がいつもと違ったりすると違う一面が見れて「想像していた以上に感動する」ことがよくあった。
 

 

そう。とにかく、想像していた以上に感動することが多いのだ。
つまり、自分自身では想像していなかった感情である。
その旅に行かねば、いつ知ることができたのか分からない感覚である。
 

 


 

 

こうなってくると、旅が楽しくてしょうがなくなってきていた。
もう、どこへ行こうとも、何らかのスイッチがONになる可能性があったのだから。
さらに、日常生活にもいい影響が出てきていた。
知らない人と会うことが楽しみなり、久しぶりに人と再会することも楽しみになるし、誰かといつもと違う世界へ行くことが楽しみになる。
自分が変化することが楽しくなってくるのだ。新しい自分に出会うことが楽しくなってくるのだ。
 

 

もちろんこれは、全人類に当てはまることではないだろう。
さすがに、私も一人になりたい時もある。
ただ、旅は到着するだけが全てではなく、その行程(過程)に想像以上の感動が多く含まれていることがあるということだ。
そして、旅を人生に置き換えるても、同じことがいえると思う。
 

 

大阪小林が添乗員だった時代から14年の歳月が経った。
様々な経験をし、色んな人に影響されて、今の自分がある。
そして、今の自分が好きだ。よかった。ありがとう。
 

 

さて、
まるで旅が終わり、到着したようなコンテキストだが、ゲーテ的にはもちろん、到着などしていない。
これから起こるパラダイムシフトこそが、本番かもしれない。
何がどうなるか分からないが、旅に出るということは、そういうことだと散々話してきた。
自分も知らない自分が未来で待っている。
 

 

旅に出ることで、吉と出るか凶と出るか。
旅に出ないことで、吉と出るか凶と出るか。


 

 

 

いや、やめておこう。
旅に出ることが吉なのだ。
旅をすることが目的なのだから。
 

 

 

 

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はい。
前置きが非常に長くなりましたが、軽キャン企画、始めました。ぼちぼち旅動画始めます。
今回の旅は妻も一緒です。妻のリアクションが楽しみです。

そのために、軽キャンの設備の説明からしたいと思います。

いつかは大きいキャンピングカーに乗りたいですが、
まぁ、結構な金額がかかるんで、今は軽でいけるとこまでいきたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

NIARの軽キャンのご紹介
(ナッツ・スピナ)

 

 

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